なんとか運営開始となりました。重い想い。

最初は野良で走っていました。
そして午前二時から山を登っているうちに町民からわざわざそこまでするほど面白いのか?
新しい町お越しに出来ないか?
等お声掛けいただいて始まりました。
当初は町公認のフリートレイルを目指して活動していましたが他所の様子などを聞くに連れてハードルが高い、問題が起こる等の意見もありMTBの山域への進入台数をコントロール、維持整備のための経費を確保、無料解放での町へのデメリット等を考えツアー形態での運営となりました。
その間に僕らとは違うMTBグループの走行で大問題が起こり、MTBに対しての悪感情がとても高まってた時期も有りました。これは僕のブログで神流に触れなかった時期にあたります。それでも田口オマエは来るなとは言われなかったので通いつめ、徒歩での山の維持作業を継続したりといろいろ積み重ね、それならとりあえずやってみろ様子を見させてもらう、といったお話しをいただいてツアーの運営開始に至りました。
地元の感情を無視した儲け重視であれば既に2018の段階で高額有料化でツアーを始めています。
ですがそうじゃない。トレイルを使い潰して金儲けしたいのではなくて少しでも長く神流でビッグトレイルライドしたいのです。ですからこのタイミングになりました。
現在はテスト運用、社会実験、そのようなレベルですので今後いきなりツアー運営中止や再びMTB禁止になることも有り得ます。皆さん次第ですね。
そして。
今までタダで走れたのに有料化は納得出来ない!という人もいるでしょう。
なら来ないでください。受益者負担の考えに基づいて維持管理のために必要なお金や労力は、受益者負担するべきだと思うからです。神流を含む全ての山道やトレイルは誰かが整備をして走れる状態を作ってきました。その経費を具体的にいただくようになります、ということです。
無料云々を主張するライダーは(俺のために無償で山を整備しろ。そして俺は代価は払わない)と言うわけです。
どうなんでしょう?人てして?
MTBも自転車も、趣味のことだから楽しむこと以外やりたくないという気持ちの人が居ること自体は解ります。
他人様の土地で遊ばせてもらう以上、そしてトレイルを堂々と走れるための活動でそれぞれ分担して全体のことを進めていくにしても、礼儀や配慮や節度は必要だと思います。
整備や地域の人たちとの交渉事など面倒で嫌なら、素直にMTB専用コースやガイドツアーへ行って、お金を払って乗ることだけを楽しめば良い。タダがいいなら探して交渉して作って走ればいい。後から入ってきて権利のように言うのは嫌いです。
僕はコースだけでなく里山やトレイルで楽しみたいから、堂々と走って楽しめる環境がまだ何とか身近に残っていて、これ以上規制や禁止で減って欲しくないから、乗る時間を削ってまで色々やってるのに、そこにタダ乗りしようとか、面倒なことはやらずに美味しいところだけ持っていこうとかする人が居るのに辟易します。
この手のはなしはある意味タブーで立場を明確にすることで敵を作る事もわかっていますが避けられない問題です。賛同出来なければ来ないでいただきたいかな。
私もここだけでなく他の地域でも整備に参加していますし、山への思想が同じ方の団体には走りに行かない地域でも参加費、会費をお支払いして僅かばかりの支援したりしています。
トレイルで遊ぶ。
トレイルを整備する。
トレイルを考える。
いろんなやり方、関わり方があるのでちょっと考えてみて欲しいです。
少しでも長くたくさんのトレイルライドをするためにね。

群馬県神流町のMTBツアー ダイナソートレイル

群馬県神流町の山々をメインにご案内するMTBツアーです。 初級ライダーからガチ勢までご要望に沿ってルート提案致します。 ルート内最大標高1550m、下り標高差約1300m、1ルート最長16kmのバックカントリーMTBツアーです。

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